おやま魅力発見WEBBOOK
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富士山金太郎自 然歴史・文化産 業金太郎見る遊ぶ買う食べる泊まる金太郎が残したもの〒410-1302 静岡県駿東郡小山町中島     (金時神社)住所八重桐は宗教にたずさわり全国を行脚する遊女であったとも言われており、金時山の頂で赤龍と結ばれる夢を見、金太郎を身ごもったとされる。山を下りた八重桐はこの滝に身を打たせて腹の子の健康を祈願した。遊女の滝水浴びに来ていた金太郎が池の中に大きな緋鯉を見つけ、池に飛び込み抱きついたところ、驚いた鯉は空高く跳ね上がったという。五月の鯉のぼりに金太郎が描かれるのはこの逸話がもとになっているといわれる。沼子池(ぬまこいけ)金時山に登る途中、毎日仲良しの猿が金太郎を待っていたといわれる場所。猿待合金太郎が金時山から投げた石と伝えられ、竹之下七石のひとつである。重さ18貫(67.5kg)の岩をつぶて(=小石)のように投げる、金太郎の怪力ぶりを物語る石。礫石(つぶていし)八重桐を祀った社で、「子産の御前」とも言われる。温泉からの帰り道で金太郎を産み落とし、そのまま抱いて帰ったという八重桐にあやかり、妊産婦はここで安産と子どもの健康を祈るようになった。子産明神大江山の酒呑童子を退治したことで名高い平安時代の武将、源頼光と金太郎が初めて対面したとされる場所。伝承では、頼光が赤い雲のたなびく峰を見つけ、渡辺綱にあの雲の下には偉人がいるにちがいないとして、急いで見てくるよう命じ、綱が金太郎親子に頼光の意を告げ、この場所まで二人を伴ってきたと言われている。渡辺綱・碓井貞光・卜部季武に金太郎(坂田金時)を加えた4人は、後に頼光四天王と呼ばれるようになった。頼光対面の滝(不動の滝)目を悪くした八重桐が箱根の湯治にて回復をしたため、その帰路に足柄峠のお地蔵様を思い出して、金太郎が爪で彫ったと伝えられる。平らな石面に細い線で地蔵が描かれている。爪切り地蔵見る17

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