おやま魅力発見WEBBOOK
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富士山金太郎自 然歴史・文化産 業歴 史・文 化見る遊ぶ買う食べる泊まる歴史の宝庫足柄 足柄峠見る遊ぶ玉手ヶ池足柄峠標高759mの足柄峠からは、縄文時代や奈良・平安時代の土器片が採取され、古くから東国と西国を結ぶ要衝として利用されていた事がうかがわれる。峠からの秀麗な富士山は、古来数々の歌人により詩に詠まれている。峠一帯には小田原北条氏の足柄城の遺構や聖天堂、句碑や歌碑など石造物も多い。新羅三郎が豊原時秋に笙の秘曲を伝授したという伝説の「笛吹石」にちなみ、毎年9月には笛まつりが行われる。足柄城跡足柄峠付近にあった山城。別名は霞城。1536年頃に北条氏綱によって築城されたとされているが、正確なところは不明。1590年の豊臣秀吉による小田原征伐時に落城。現在は本丸やその他の郭、堀切などの遺構が残っており、城跡公園として整備されている。富士山の眺望は抜群。足柄城主郭の片隅に位置する池。足柄城の井戸であったとも言われている。日照の年にも枯れたことが無いと伝えられ、「底知らずの池」や「雨乞いの池」とも呼ばれた。名称は峠の守護神「足柄明神姫・玉手姫」に由来。29

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