おやま魅力発見WEBBOOK
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産 業富士山金太郎自 然歴史・文化産 業見る遊ぶ買う食べる泊まるめぐみをいただくわさび最中(丸中わさび店)ごてんばこしひかり(町内道の駅・JA)冷涼で寒暖の差がある北駿の気候に合わせて開発された「ごてんばこしひかり」は、今や県内随一のブランド米。地域農家が「量より質」をモットーに良食味米の生産に取組み、消費者や環境に配慮した減化学肥料、減農薬を中心としたエコ栽培米の生産を推進している。品質や味の低下を招かないよう、毎年種子籾を更新し、トレーサビリティの管理も完璧だ。生産者が自信を持って販売するコメは、道の駅でも大人気の商品。「今年も○○さんの美味しいお米を買いに来たよ」という嬉しい声も寄せられている。水掛菜漬(町内道の駅・JA)2月。手の切れそうな冷たい空気の中、小山の水田では水掛菜を摘む人々の姿が見られる。1本1本、柔らかな「とう」の部分を手摘みし、その日のうちに塩だけで漬け込む「水掛菜漬」は、小山町を代表するめぐみの産物と言えるだろう。水稲の裏作として盛んに栽培されていた水掛菜は、葉物の少ない冬季の貴重なビタミン源でもあった。現在も町民が早春を感じる風物詩として欠かせないだけでなく、ほんのりとした苦味と程よい塩加減、なにより他の葉物にはないシャキシャキとした爽やかな食感が人気を呼び、全国各地にリピーターがいるほどの特産品だ。JAや道の駅だけでなく、各農家からの直接発送を利用する人も多い。初代が伊豆より移住し、小山で初めてのわさび沢を拓いた後、明治35年に創業、3代目の若主人が切り盛りする丸中わさび店。以来100余年、豊富な富士山の湧き水で育てた最高のわさびを、保存料や化学調味料を一切使用せずに、古くからの製法を守り続ける老舗だ。貯蔵熟成した酒粕に漬け込むわさび漬は、まろやかな練れた味わいの中に、わさびの辛さが光る名品。また、上品な甘さのあんに、絶妙なバランスで練り込まれたわさびの香りと爽やかさを楽しめる生わさび入り最中「山そだち」は、わざわざこの品のためにと遠方から買い物に来る客もいるほど。他にも、スナックや麺類などの新たなわさび商品も生み出している。電話やインターネットからの通信販売でも購入が可能。丸中わさび店〒410-1311 静岡県駿東郡小山町小山69-2TEL:0550-76-0753 FAX:0550-76-0799買う食べる38

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